絵本読んで!

絵本:あおくん と きいろちゃん

img130「あおくん と きいろちゃん」
作:レオ・レオーニ
訳:藤田 圭雄
出版社:至光社

りんご組のお友だちと一緒に、いろいろ、まぜまぜ。

スイミーでおなじみのレオ・レオニさんの絵本です。
仲良しのあおくんときいろちゃんの一日が描かれたとてもシンプルな絵本です。
絵としてのキャラクタはありませんが、色の違い、形の違いで様々な人や物を表しています。一見、色を塗っているだけのように見えますが、読んでいくうちにそれぞれに個性を感じてくるので不思議です。
人は生まれながらにして、目で見て顔かたち細かいディテールを認識し、分かりやすい違いで個性を見分けることに長けています。
でも、この絵本はもっともシンプルで単純な色と少しの形の違いだけで個性と言う大きな違いを感じさせるように描かれています。
元永定正さんのシンプルな図案の面白い個性の絵本を思い出します。

さて、あおくんときいろちゃんの一日は冒険あり、事件あり、ストーリーも楽しめます。
最初のうち、りんご組の子どもたちはあおくんときいろちゃんの姿にきょとんとしていました。
でも、1歳児の子どもたちはすぐにそのシンプルな絵に個性を見出し、おとうさん、おかあさんやお友達の存在を見つけていました。
「おうちやな~」「ぱぱとままや」
そんなつぶやきを聞きながら話を進めていくと、交わった2人の色が変わったことに気が付いて「みどりや!」って、おかしいなぁ?と感じたのでしょうね。
涙になったあおくんときいろちゃんにも子どもたちはとても強い関心を持っていました。
「色」に注目した、とてもシンプルだけど面白い絵本です。

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