2014年 2月 7日 の一覧

絵本読んで!

絵本:すてきな三にんぐみ

img133「すてきな三にんぐみ」
作:トミー・アンゲラー
訳:いまえ よしとも
出版社:偕成社

すずらん組のお友だちと一緒に、あかいぼうしにあかまんと。

トミー・アンゲラーさんの素敵なお話の絵本です。
泣く子も黙るこわーい三人組の強盗がひょんなことから可愛らしい女の子と暮らすことになります。そして、いつの間にか女の子の描く素敵な世界(社会)を作り上げることに生涯をささげていくお話です。
なぜかこのお話は子どもたちも大好きです。

すずらん組の子どもたち、読み始めると怖い三人組の様子にちょっとびっくり。
怖い話なんじゃない?という空気が流れます。
何せ三人組の悪事を全体の半分のページを使って描いているのですから、子どもたちも勘違いするでしょう。
このままじゃ女の子は大変な目にあってしまうんじゃ?と思った子もいるようでした。
ところが、終盤にかけてまったく真逆の展開に、子どもたちの緊張もすぐにほぐれていきました。
お揃いのあかぼうしにあかまんとの子どもたち。苦しんだり悲しんだりしていない様子を見て安心したのでしょう。
それと同時にわいてきた疑問。
三人組は善い人?悪い人?
「三人組って悪い人やんな?」
「でも、みんな助けとったで」
「最初は怖いで」
「悪者やったけど、良くなったんや」
「みんな仲良くなったもんな」
子どもたちの素直な感想がこの絵本への思いを表しているように思います。

子どもたちが、優しく安心して過ごせるのはなぜでしょう。
おれはきっと世の中の根っこは、悪い人ではなく、多くの善良な人の心によって支えられているから。
それは、この三人組であったり、お父さんやお母さんであったりするかもしれませんね。