2014年 2月 18日 の一覧

絵本読んで!

絵本:かちかちやま

img135「かちかちやま」
日本の民話
再話:おざわ としお
絵:赤羽 末吉
出版社:福音館書店

すずらん組のお友だちと一緒に、このあたりはかちかちやまさ。

おなじみの日本の民話です。
じいさまとばあさまに悪さをする山のたぬき。
ばあさまをだまして殺してしまい、じいさまを悲しませます。
それを聞いた山のうさぎは悪だぬきを懲らしめる策を繰り広げます。
実にひょうひょうとした姿で描かれるうさぎの姿ですが、その懲らしめ方は容赦なし。火をつけ、唐辛子を塗り、泥舟で沈めてしまうのですから。現実ならばびっくりしてしまいます。
そんな昔話ならではの残酷さはありますが、悪いことをすれば巡り巡ってひどい目に合うのだということを伝えてきた日本の物語の一つの表現方法ともいえます。

さて、子どもたちもこのたぬきの悪さに「悪いやつや」と怒っていました。
そしてもちろん、うさぎの仕返しにだまされるたぬきへの同情はありません。
物語の善し悪しを語るより前に、お話を見て聞いて、直感的に感じることへの素直な反応が大切です。
悪いことだということは、そんなことはしてはいけないのだということ。
だから、たぬきの悪事をまねしようと思う子は一人もいません。
だって、そこには喜びは描かれていないのですから。