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絵本:しんせつなともだち

「しんせつなともだち」
作:方 軼羣
訳:君島 久子
絵:村山 知義
出版社:福音館書店

たんぽぽ組のお友だちと一緒に、かぶを一つおすそわけ。

中国のお話が元になった絵本です。
ある冬の寒い日、食べ物を探しに出かけたうさぎが見つけたのは2つのかぶ。
一つを自分で食べ、もう一つを同じように困っている友だちへおすそわけするところからお話が始まります。
繰り返しのパターンを上手く使った面白い展開。
次々と動物たちがお友だちへおすそわけする中に、かぶだけではなく優しさも一緒におすそわけしている様子が描かれています。
巡りめぐって、うさぎさんの元に帰ってきた一つのかぶ。
結果だけ見ると、おすそわけする必要はなかった、と言うことですが、そうではなく、みんな思いやりと優しさでつながっていることを一つのかぶが証明し語ってくれています。
だから、うさぎさんもなぜ戻ってきたのかちゃんと分かっているのです。
そこがまた、いいですね。

たんぽぽ組のお友だちも戻ってきたかぶに面白さを感じたようです。
「また、誰かにあげるんや」と、かぶの行方を気にする子も。
何度か読むうちに、なぜ戻ってきたのか?を考えるうちに、お友だちを思いやることに気付いてくれるかな?