‘絵本:ねないこだれだ’ タグのついている記事

絵本読んで!

絵本:ねないこだれだ

img108「ねないこだれだ」
作:せな けいこ
出版社:福音館書店

さくら組のお友だちと一緒に「おばけになって、とんでいけ~」

せなけいこさんのおばけシリーズの絵本です。
白くてふわっとした体、ぎょろっとした目、まさに「おばけってこんな感じ」おばけイメージの原型になっているような絵ですね。
このおばけキャラクター、小さい子にはちょっと怖い印象を残すようです。
せなさんの絵本にはたびたび登場するおばけなんですが、正体不明の「怖い」と言う気持ちを表している象徴のような存在です。
怖いという気持ちがあることを子ども達が知るきっけに、おばけや鬼のような正体不明の生き物(?)が使われているのかもしれませんね。

さて、さくら組のお友達。
平気な顔でお話を聞いている子もいれば、お話が始まったとたん、何かを察知したのか、お友達の後ろへ隠れて陰からこっそり見ている子も(^_^;
絵本自体、終始暗い色調で進むので余計に怖い印象があります。
おばけに手を引かれて飛んでいくお友達の絵をだまってみているさくら組さん。
泣く子は一人もいませんでしたが、息を呑んで見守っている子どもの姿に、怖さを敏感に感じているんだなと思いました。
お話はおばけに連れて行かれてしまうところで終わり、小さい子向けの絵本としてはハッピーエンドにはならないある意味珍しいお話です。

「おしまい」と絵本を伏せると緊張感が解けてホッとするさくら組さん。
大丈夫、おばけなんてないさ。