【企画】絵本読んで!
特別保育が実施されている中、ご家庭で保育を頑張ってくださっている皆様。ご協力、本当にありがとうございます。
在宅での子どもたちに、少しでも保育園での生活や遊びを提供するべく「特別企画」として情報や遊びを提供していきたいと思います。
まず今回は、みんなでできる子育ての楽しみとして「絵本」についてお話します。
YouTubeを見せて時間つぶし。。。。
ちょっと待った!!
絵本を読んでみましょう!(^o^)/
絵本は子どもが読むもの?
子どもが自分で読むこともできますが、本来、絵本は大人が子どもに読んで聞かせてあげる、すなわち、読み聞かせるための本です。
買い与えてそれでおしまい、それだけでは、絵本の良さの半分も引き出せていません。絵本はもっともっと子どもに良い成長を与えてくれる子育ての力強いツールであり、子どもの心の成長や情緒の安定にもとても大切なものです。
では、絵本の良さって何でしょう?
子どもに読み聞かせるとき
おひざでゆっくり読んでください。
お父さん、お母さんのおひざに座らせて、体を密着させて読み進めてください。
大好きな家族の温もりを感じることは何より子どもの心を落ち着かせ、安心の中で絵本に向かうことができます。心が満たされれば情緒の安定にもつながります。
考え抜かれた構成
絵本は、子どもたちが絵本の世界へ入り込み、より楽しめるように、ページの展開や言葉の表現を考え抜かれて作られています。
ダイナミックな表現やとても繊細な表現を織り交ぜ、登場人物の心までも写し取ることができるように考えられています。
そういった場面は必ず絵本の構成の中で一番ページを割いて作られています。子どもに読み聞かせる前に、一度、じっくり読んでいただき、その絵本の良いところ、ツボを探してみてください。
言葉のお手本
子どもが言葉を獲得するのに、絵本はとても有効です。
実際の生活では起こりえないことが起こり、そしてそれを表現する言葉にあふれています。
不思議なもの、面白い生き物、絵や写真をまじえて言葉が添えられています。
目から見た刺激と、それに結び付いた音=言葉を子どもたちは絵本を通じて覚えていきます。
また、美しい日本語のしらべを詩表現で語ったり、オノマトペのように単純な音の表現を楽しんだり、言葉を多岐にわたって楽しめるのが絵本です。
もう一回読んで!
子どもの大好きな絵本は何度読んでもらっても飽きません。
おひざの温もり、絵本の世界の楽しさ、満たされた心の状態をずっと続けていたい、そう思うから「もう一回」と求めてきます。
そんな時は「もう一回だけね」と声をかけて、読んであげてください。
読み聞かせ方はどうすれば?
普段の生活の中で読むときは、絵本が楽しめるように読めば大丈夫です。声色を変えたり、声の大きさも場面に合わせて変化させても問題ありません。
ただ、注意していただきたのは、その絵本の良さを壊さないように、過剰な演出は避けてください、ということです。
また、絵本によっては朗読するように淡々と読む方が効果的なものもあります。
子どもの年齢によっても楽しみ方が違います。
まずは、何冊か読んでみて、子ども反応を見ながら、お父さん、お母さん流の読み聞かせ方を編み出してください!
どんな絵本がいいの?
ホームページでは、園で読み聞かせている絵本と子どもたちの姿を紹介しています。
絵本の楽しみ方はそれぞれです。
大切なのは子どもがお話の世界を存分に楽しむこと。
読み聞かせをする中で、お父さん、お母さんもその子どもの姿を楽しみに、喜びにしていただけたらと思います。
ご参考までに!